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2007年09月20日

その他なんでも

余談:黒ペンの筆跡鑑定

こんにちは。ノグラボの山本です。

前回の記事で、ORTHODOXEE BLACKについて書いていて、
とても面白いことを思い出しました。

黒って複数の色の混合色だって書きましたが、
それを実感できる簡単な実験があります。

文房具屋に行って、複数の水性黒ペンを買ってみてください。
できれば、海外のペンがよいです。
国産のペンは、ある意味優秀でこの実験には不適当です。

ペーパーナプキンを3cm幅ほどに切って、
下から2cmほどのところに一本線を引きます。
上の方を割りばしか何かに貼り付けて、
1cmほど水を張った水槽にぶら下げます。
紙の先の方だけが水に浸かるようにしてみてください。

すると、、、
少しずつ水が紙をつたってきて、線までたどり着きます。
その後、とっても面白い現象が起きるのです。
IMG_2305.JPG

なんと、黒に含まれていた各色が分離して、
紙の上の方に広がっていくのですよ。
5分ほど置いてみると一目瞭然です。

IMG_2307.JPG

これは、ペーパークロマトグラフィーという方法です。
この方法を使えば、どのペンで書かれたものか筆跡鑑定ができますよね。
アメリカの小学校の科学教育のテキストブックに載っていました。

毛細管現象なんて難しい言葉を使わずに、
身近なもので科学の知識を体感させようという、
アメリカの科学教育って本当に面白いです。
お子さんのいらっしゃる方は、怪文書をあらかじめつくって、
「どの持ってる人が犯人か調べてみよう」
とかいって、この実験を一緒にやってみてはいかがでしょう。

で、この実験をやってみると、
黒って、本当にメーカーごとに含まれている色が違うことがわかります。
黄色が強い黒、赤が強い黒、緑が強い黒などなど、本当に多種多彩です。
ちなみに、日本のペンの多くはここまできれいに分離しません。
各社ともに最新のノウハウで、黒が分離しないインクを作っているのです。

さて、オーソドキシーの革の染料も水性です。
水性で染料で革を染めることを「水染め」といいます。
この染料をペーパークロマトグラフィーにかけてみると、
きっと青が強く出るんでしょうね。

以上、「超」整理手帳とは何の関係もない、
豆知識でした。
色って奥深いですよね。
みなさんも黒に対する見方がちょっと変わりましたか?

投稿者 Nogulabo : 2007年09月20日 02:33

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