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2007年01月28日
柑橘系ビター
革についての基礎知識(2)
「識る」
革を識る
四.革の種類
以下はよく聞く言葉であるが、いずれも俗称
●なめし革
●オイルレザー
●サドルレザー
●ヌメ革
「皮」を「革」にしていく工程を、広い意味で「なめす」という。世間で流通している革で、なめされていないものはありえない。一般に「なめし革」と呼ばれるものがあるが、考えてみると妙な名称であることがわかる。また、ヌメ革は染色も加工もしてない「革」である、というのは誤った知識。染色されていない革というものは存在しない。ヌメ革といわれるものに水をたらしてみると、輪ジミになるのがその証拠。染色も加工もしていない状態では傷がつくし、色むらがあって使い物にならない。 動物の皮というものは、およそ全てなめすことができる。牛、豚、羊、爬虫類、オーストリッチ、サメ、エイ等の皮全てがなめせる。
牛革は、以下のように分類される。
●カーフスキン (curf skin)
生後6ヶ月以内の子牛の皮。非常にきめ細かくて貴重品、高級品。
●キップスキン (kip skin)
2歳まで。きめの細かい若者の皮。
●ステアハイド (steer hide)
大人の皮。皮質はカウとブルの間。去勢されているので、肉と肌がきれい。丈夫。普通の革製品は、これを使う。 オーソドキシーで使う革もこれが中心。
●ブルハイド (bull hide)
4歳以上。硬くてしっかりしていて、靴底等に使う。 繊維は粗い。
●カウハイド (cow hide)
2歳以上の乳牛、雌牛の皮。木目は細かいが、皮のコラーゲン層がやわやわしているので、あまり加工には使われない。
五.準備工程
日本では、革の8から9割を北米、オーストラリアから輸入している。皮は塩漬けにして輸入される。強烈なにおいで、水分をたっぷり含んでいるのたいへん重い。牛の模様そのままで、毛や脂肪がついたままで塩漬けにされて運ばれてくる。これを、以下の手順で加工していくこととなる。
1.原皮
背中の真ん中でカットする。
2.洗滌(せんじょう)
大量の水で洗う。
3.フレッシング
一番下の肉や脂肪を、こそげ落とす。
4.石灰づけ
化学反応で、脱毛し、表皮を破壊し、不要なたんぱく質を除去する。皮の繊維がふくらんで、繊維構造が緩みほぐれてくる。これにより、銀面が現れる。銀面があれば、革は丈夫。
5.脱灰(だっかい)
ぬめぬめした状態になる。ここで残るのは、真皮層のきめ細かいコラーゲンと荒いコラーゲン。
では、次回をお楽しみに。
投稿者 柑橘系ビター : 2007年01月28日 00:00
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