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2009年11月30日

柑橘系ビタータイムマネジメント

「超」整理法的英語学習法考(10)

 

こんにちは、柑橘系ビターです。

 

更に脱線ついでで、英語勉強のモチベーションを高めるために、英語能力の必要性について考えてみたいと思います。

 

IT能力の優劣によるデジタル・ディバイド(情報格差)ということが言われて久しいですが、英語能力の優劣による情報格差というのも日本人にとっては大きな課題だと思われます。日本語による情報量に比べると英語による情報量は格段に多く、また、質の高いものも多いというのが現実です。以下はほんの一例ですが、英語が自由に読めるか読めないかはますますわれわれの生活の質に大きな影響を及ぼしていくことになりそうです。

 

急速に円高が進んでいます。

今回の円高の直接のきっかけは、FOMCの議事録で、緩やかなドル安ならば容認できる、という姿勢を示唆したことと言われています。通常はFOMC直後に公表される声明文に市場が反応することが多いのですが、今回は11月3日、4日に開かれたFOMCの議事録に市場が大きく反応しました。これによって、ユーロや円に対してドルが売られました。その後、ドバイショックによりユーロも売られることとなって円が急上昇となりました。明日からの世界の株価にどのような影響を及ぼすか、みんな固唾を呑んで見守っています。為替というのは通貨同士の相対評価。動きを読むのは本当に難しいですね。

ところで、今回の円急騰の最初のきっかけとなったFOMCの議事録の原文を読めたらいいなあ、と思いませんか。でも原文は英語。以下は、そのほんの一部です。長い文章をとにかく読み進めるトレーニング。元に戻りながら読んでいたら時間がかかりすぎて、途中でいやになってしまいます。

そこで、このシリーズの第7回でご紹介した方法で機械に読ませて、スクリプトを目で追っていくことにしました。これなら後戻りしようにも出来ない。十分に意味がつかめないながらも前進することが出来ます。

image

上は、FEDのページです。FOMCの議事録原文を見ることが出来ます。

 

Minutes of the Federal Open Market Committee

November 3-4, 2009

 

Stronger foreign economic activity, especially in Asia, as well as the partial reversal this year of the dollar's appreciation during the latter part of 2008, was providing support to U.S. exports. Participants noted that the recent fall in the foreign exchange value of the dollar had been orderly and appeared to reflect an unwinding of safe-haven demand in light of the recovery in financial market conditions this year, but that any tendency for dollar depreciation to intensify or to put significant upward pressure on inflation would bear close watching. Further improvements in foreign economies would likely buoy U.S. exports going forward, but as the recovery took hold in the United States, import growth would also strengthen.

FOMC minutes 20091104 

上は、今回公表されたFOMCの議事録の中で為替変動の要因となったといわれる部分です。

 

FOMC議事録に対する市場の反応は極めてゆっくりしたものであり、しかしながらじっくりと効いてきて、ついには急落、という流れでした。失業率や非農業部門就業者数の数字が発表される時の為替の反応はものすごいもので、数字がロイターモニターに映った瞬間に相場は大きく触れます(数字によっては全く反応しない時もありますが)。条件反射的に売りか買いかを決めるといった感じでしょうか。それに比べて、FOMC議事録のようなものに対する反応はボディーブローのように効いてきます。つまり、効いてくるまでに若干ながら時間の余裕があるということです。これは、FOMC議事録に書かれた内容に対する評価・解釈によって異なった反応となりうるということも意味しています。ロイターやブルンバーグはFOMC議事録に対する評価記事や識者と呼ばれる人々の見方を掲載します。われわれは通常こちらを見て反応することになります。そして、徐々に人々のその議事録の内容に対する一般的な見方の合意が形成されていき、それがあるポイントに達した時に爆発するというわけです。でも、その原文が自分で読めたらもっと先回りできるかもしれない.......。

 

今回の相場の流れをチャートで見てみましょう。

 

  image

左側の丸で囲んだ部分がFOMC議事録が公表された後の状況です。右側の丸で囲んだ部分がその後のドル急落時の状況です。以下にそれぞれの部分の拡大図を載せておきます。

 

 image

 

 image

 

いかがでしょうか。これはほんの一例ですが、英語による情報を取れるのとそうでないのとでは大きな差がついてきてしまいそうです。仕事の面で直接的には英語にかかわらなくても、やっぱり英語力をつけるということはとても重要そうですね。

よーし、頑張って英語を勉強しよう!!!

 

 

 

【参考】

FOMCというのは、「Federal Open Market Committee」(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)が、年8回、約6週間ごとの火曜日(2日間の場合は水曜日を含む)に定期的にワシントンで開催される米金融政策の最高意思決定会合のことです。ここではアメリカのマネーサプライの調整や金利・為替レートの誘導などの方針が決定されます。会合で決定された内容は声明文として、FOMC最終日(アメリカ東部標準時午後2時頃)に公表され、開催の3週間後にその議事録が公開されます。アメリカの金融政策の今後を見る上で最も重要なものとされ、全世界の人々がその発表を固唾を呑んで待っています。FEDウォッチャーと呼ばれ、FRBの金融政策の一挙手一投足を見守り分析している専門家もいるほどです。

投稿者 柑橘系ビター : 2009年11月30日 00:00

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