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2010年01月25日

柑橘系ビタータイムマネジメント

「超」整理法的英語学習法考(16)

 

こんにちは、柑橘系ビターです。

 

AVATARをIMAX3Dで観ました。

「観るのではない。そこにいるのだ。」のキャッチフレーズは決して大げさではありません。

大きな劇場の最後列の席しか取れませんでした。しかし、まったく問題ありませんでした。不思議な感じですが、3Dの画像が自分の座席の目の前まで迫ってくるので、どの席に座っていてもあまり変わらなく感じるのではないかと思います。これは、今までの映画とは大きく違った感覚でした。

 

 

さて、今回はこの映画のスクリプトを例に、リスニング+ボキャブラリーのトレーニングのしかたについてお話ししてみたいと思います。

大きな流れは、以下のとおりです。

 

1.これから聴こう(読もう)としているスクリプトの中に使われている単語を分析して、ALCの標準語彙水準SVL12000の12段階に分類する。

2.その中から、自分の語彙水準を越えるレベルの単語のみを選び、日本語訳を付けたリストを作る。

3.作った単語リストで自分の認識できない単語のトレーニングをする。

4.スクリプトを見ながら、TTSソフトで読み上げさせて聴く(または、映画を観る)。

 

リスニングでもリーディングでも同じですが、自分の知らない単語がたくさんあると負担感が大きくなり、全体の意味を取るのが非常に難しくなります。そこで、これから聴こう(読もう)としている英文に含まれている知らない単語の意味をあらかじめある程度予習しておいてから聴こう(読もう)というわけです。

素晴らしく便利なページがたくさんあるおかげで、上に挙げた1,2の作業は簡単にできます。

 

なお、青山学院大学の 染谷教授らによる「Word Level Checker (AGU Version) > 英文テクスト語彙難度分析プログラム」を利用させていただいています。すばらしいプログラムをありがとうございます。
「Word Level Checker is an online vocabulary profiling program. It analyzes English texts and produces a graded word-level profile of the vocabulary contained. The recommended size of input text is less than 10,000 running words in length. Originally developed by Prof. Someya in 1998, the current system is modified for use by AGU faculty members and students for educational and research purposes.
>> 本プログラムは教育・研究用に自由に使用することができます。本プログラムの活用法および技術的な問題等に関しては英文科の染谷教授にお問い合わせください。」

 

 

英文中の単語をALCの標準語彙水準SVL12000の12段階に分類する

1.スクリプトをクリップボードにコピーする。

2.Word Level Checkerのページを表示させる。

http://www.cl.aoyama.ac.jp/english/newSite/wlc/index_J.html

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3.「2.  解析したい英文テクストを入力してください。 」の枠の中に1.でクリップボードにコピーした英文をペーストする(貼り付ける)。

4.「3.   ベース辞書を選択してください。」で「SVL12000」を選択する。

5.「送信」をクリックする。

6.SVL12000は、よく使われる英単語12000語を12段階のレベルに分類したものです。分析対象の文章の中で、どのレベルの単語が何回使われているかという分析が瞬時に行われます。回数が「Freq」欄に、全体での割合が「%」欄に表示されます。また、「Automated Readability Index(ARI)」に表示される数字が大きいほど難しい単語がたくさん使われているということを示しています。

image

7.単語の難易度の順に並べるために、「Option」欄で「in order of difficulty level(ascending order)」にチェックを入れます。

8.「submit」のボタンをクリック。

image


9.以下のような単語リストが出来上がります。リストを上のほうからざっと眺めて、自分の理解できない単語がたくさん出てきたらその範囲を選択してコピーします。SVL12000に出てこない単語は、下のほうの「Words not in Base Dictionary 」の欄にリストアップされています。これらについても意味を確認しておくとよいでしょう。

image
image
image

10.Google DocumentのSpreadsheetを新規作成して、そこに貼り付けます。

11.worldlingo の翻訳のページを表示させます。オリジナル欄に先ほどと同じ単語のリストを貼り付けます。翻訳元の言語(From)を英語(English)に、翻訳先の言語(to)を日本語(Japanese)に指定して、翻訳ボタン(Translate)をクリックします。
http://www.worldlingo.com/en/products_services/worldlingo_translator.html

(Googleページでも可http://translate.google.co.jp/?hl=ja&tab=wT#en|ja|

image

12.翻訳された単語の日本語訳のリストを選択して、コピーします。

13.先ほどのGoogle DocumentのSpreadsheetの英語の単語の右側にその日本語訳を貼り付けます。 C列には使われている回数が、D列にはSVL12000のレベルが表示されています。

image

14.これを「超」整理手帳の様式で印刷したり、アイフォンから開いたりして単語の意味を確認していきます。

15.必要に応じて 以前ご紹介した方法で読み上げソフトで音声ファイルを作り、高速視聴読訓練法でトレーニングを行います。

 

私の場合は以上の準備なしに観てしまいましたが、これだけ準備してからAVATARを観ると、ずいぶん理解しやすくなっているはずです。

 

 

専ら最近は、PBSのオンラインニュースアワーのスクリプトをWord Level Checkerで分析し、自分の理解できないレベルの単語を抽出したリストで単語の意味を確認をしてから、アイフォンのメモ帳に貼り付けたスクリプトを見ながらアイフォンのサファリでMP3を聴く、という方法でトレーニングをしています。

慣れると上記の単語集を作る作業は10分以内で済ませることができ、大きな負担にはなりません。自分の興味のある最新の記事を元に自分で教材を作って、しかも最適なトレーニング方法でトレーニングできるというのは素晴らしいことです。

直近の訓練に使った教材(PBSの記事)は、例えば以下のようなものです。

日本の新聞やテレビでは得られない情報や見方を識ることが出来るのは、大きなメリットです。

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

速読、速聴に必要な英語力として、「語彙力」だけではなく、「構文の把握力」も重要だと思われます。これについてはまたの機会に書いてみたいと思います。

では、次回をお楽しみに。

投稿者 柑橘系ビター : 2010年01月25日 00:00

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